2012年2月

春告げの便り その三        2012/02/28

 今朝市場には「飯蛸」が並べられていました。
 これも春を告げる魚のひとつです。
 飯蛸は「イイ」と呼ばれる飯蛸下処理#264.jpgのサムネール画像頭の中の卵を
残して、雑味の元になる内蔵や、その他の
臓器を取り出します。スミ袋を傷つけない
ように慎重に庖丁を動かします。
 
 頭と足をそれぞれ霜降りし、独特の匂い
やぬめりを取ってから煮炊きします。
 
 私のところではお酒と塩で味を付け、
後で醤油で香りと色を加減する程度にして
います。
 
 
 
 春の「いも・たこ・なんきん」の仕上がりです。
 新物の蕗と菜種を添えました。
いも・たこ・なんきん#459.jpgのサムネール画像

春告げの便り その二        2012/02/24

 春の便りは山からも海からも、そして湖からも届いています。
 ごく最近までは暖かく感じられたかと思うと、冬の用意がすぐさま
欲しいぐらいに寒くなる日もあるようです。
 雨が降ると寒さもひとしおで、春の到来のニュースはまだまだ先の
ようです。
 
 琵琶湖の小魚たちは寒暖に敏感で、好い漁の日とそうでない日が交
互に訪れているようです。なかなかビワマスの漁の話は伝わってきま
せん。
 
さより1#357.jpgのサムネール画像
それでも海からはあざやかな魚が
届けられました。
 これはサヨリです。春先から初
夏にかけて河岸に上がる種類の魚
です。
 お造りやにぎり寿司など生食も
良し、炙って裂いたものを三杯酢
などの加減酢でいただくのも美味しい
魚です。
 また「サヨリ腹」なる言葉の由来も、
この魚にあります。
 
 外見の肌のあざやかさとは反対に、水洗いするのに庖丁を入れて
内臓を取り出してみると、その腹皮は真っ黒なのです。

春告げの便り その一         2012/02/20

 春告げの「白魚」は、柳川鍋風に笹がきの牛蒡と一緒に小鍋立て
にしました。
 一番出しを用いて、甘めに整えた出し汁の旨味を一滴も逃さない
ように溶き卵を流し入れ、仕上がりに川芹の小口に切ったものを散
らして青みと春の香りを添えています。
 湯気と一緒にただよう、牛蒡の土の香りにも下萌えの春を感じら
れることと思います。 
 もちろん新しい木の芽も叩いて添えてあります。
白魚鍋#197.jpg

今年の三寒四温           2012/02/16

 例年では「三寒四温」と云われる時期なのですが、今年は冬が
まだまだ続くようで、再びの雪の予報にうんざりしています。
 市場へ出掛けると、少しづつですが春の気配は海からも、山か
らも届いているようです。
 今朝は山ウドが並んでいました。かたく締って独特の香りがよ
くしていました。
 
 仕事場での "てっぱい" とはてっぽう和えのことです。
 湯がいた分葱(わけぎ)のぬめりを、しごくようにして取り除く
際に「パン、パン」とした音が、鉄砲を撃つように聞こえるから
だといわれています。
 また単に "ぬた"とも呼びます。味噌で和えたこの料理の姿が
沼田(ぬまた)に似ていて、その言い方が変化したものだとも云
われています。
 如月も真ん中に、暦の上では立春も過ぎて春には違いありませ
んが、冬のような日もまだ続くようです。寒さに対して油断のな
いようにしたいものです。

戦場のSt.Valentain       2012/02/13

 明日のバレンタインディの追い込み風景をアップしてみました。
 

戦場のSt.V.jpg

                                                             

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後方支援は不要とのことでした。

 娘たちは、数を調整して作っているらしく、つまもうと手を
出そうものなら、、
 
 「明日あげへんで!」
と、チョコや粉が硝煙のようになっている現場では、つい声が
大きくなるようでした。 

Fight for Ourselves          2012/02/09

 日中の陽光の眩しさに、来るべき新しい春を感じます。
 まだまだ寒さ厳しい日は続くのでしょうが、本来の冬日は少なく
なってゆくのでしょう。
 池の隅でじっとしていた鯉たちもここ何日かの陽気で、水の上に
顔を出しては口をパクパクとしています。
 
 ところでコンビニエンスストアで「栄養補助食品」なるものが、
陳列棚の一角を占めるようになって久しいです。
 外食やファストフードでは、栄養が片寄りがちになるのは仕方の
ないことのようで、ビタミン、カルシウムなどの栄養素を日頃から
心掛けて、摂取するにはどうすればよいのでしょうか?
 
 まかないの「半助豆腐」や「うずら豆腐」などは、そのカルシウ
ムがたっぷりですし、琵琶湖の小型の魚たちを、カリントウのよう
にしておやつ代わりに食せばそんな「お薬食品」は必要にはならな
いことでしょう。
 
 子供から、歯の弱くなってきた人にも、口にして笑みのこぼれる
ような「小品」に取組んでみたいと思います。
 また「八日めし」(はちびめし) と呼んでいた、修行時代のまかな
いめしの製造・販売を打ち出して、生活習慣病を防ぐための日々の
お惣菜にも、力をいれてみようと計画しています。

光の春            2012/02/05

「節分かれ」を過ぎて、やっと光の春らしくなったように思います。
少しづつ日も長くなり、風も和らいできた気がします。
 けれども今日は寒さが戻ったようで、風花のように雪がちらちら
と舞う朝でした。
 
 「春=張る」に通じて「さあ、始めよう!」という意気込みを感
じるものです。まさに芽吹きの季節でもあるわけで、新しいモノや
気分に包まれたくなる時期であり、気持ちがふくらむ季節でもあり
ます。
 英語でいう "Spring" も、心弾む気持ちを表わしているのでしょう
か?
 
 日々のまかないでは、毎月初日に「芽もの」を食すことで、この
一ヶ月の間も頑張れますようにと、芽吹きの力をわけてもらう意味
合いで、ヒジキやアラメなどの炊いたんを用意しています。
 市場ではハウスものではありますが、たらの芽やふきのとうも並
ぶ時期になったようです。 
 陽光がきらめく光の春は、冬の重さを弾こうとしているのです。
 
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