本陣について | [本陣樋口山] 米原 醒ヶ井宿 長浜市・彦根市からも程近い清流の里にて虹鱒 (ニジマス) を中心とした日本料理を提供しています。
ご会食は勿論、観光の際のお食事にも。

本陣について

醒井の地名は『居醒(いざめ)の清水』という湧水に由来します。

江戸時代には五街道のひとつである中山道(木曽街道)の第六十一番宿でした。
約百六十年前の資料には、本陣、脇本陣を構え、十軒を数える旅篭や問屋場を有する宿場町であったことが記されています。
宿場の随所に現存している格子窓や蓮子を持つ家並みや、完全復元されている当時の物流拠点であった「問屋場」(といやば)跡などから、行き交う人々の賑わいがうかがえます。
また弊店の所在地である「醒井宿本陣跡」に残る「関札」(せきふだ)を、当時の資料として玄関先待合に展示しています。これは江戸時代に諸大名や御用役人たちが、参勤交代などで中山道を旅して宿泊、休憩した際に本陣の玄関先に高く掲げられたものです。

「国の遊歩道百選」として名を連ねる旧中山道を醒井宿の町並みをたどれば、歴史や文化に触れることができるようです。現在では全国各地から「中仙道踏破」で歴史を訪ねられる団体様や、流行りのウォーキングのグループ等のお集りで賑わっています。

本陣 樋口山ギャラリー


虹鱒料理

醒井は古来より良質の水に恵まれており、「日本書記」「古事記」などの古い文献の中に数々の伝説とともに、その質の良さが記されています。
この水を活かして虹鱒料理を作っています。

虹鱒料理の創造にも余念なく取り組んでいます。
豊かな名水に恵まれた滋賀県米原市の清流。この水を利用して、虹鱒料理を作っています。
虹鱒料理と申しましても、生でいただくお造りはもちろんのこと、塩焼きや田楽焼き、包み焼きなど焼物、燻製や揚げ物、酢の物など多種多様にあります。

最近では同じ水源で育まれているためなのか、地元産の江州米との相性も良く、「虹鱒の棒ずし」や「押しずし」、虹鱒の身を炊き合わせた「鱒ご飯」などの御飯ものの虹鱒料理も好評をいただいています。

奇をてらわずニジマスのもつ淡白で上品な旨味を、より多くの方々に知っていただき、好んでいただけるように心掛けています。「食の職」たる気概を忘れること無く往時の味を守り続け、また時代に合わせた新しい虹鱒料理の創造にも取り組んでいきたいと考えています。
本陣樋口山の自慢の虹鱒料理を是非ご賞味下さい。


こだわり

地産地消

当店では調理に使用するすべての水を、伊吹山系の地下水を利用しています。
カルシウムやカリウム等のミネラル分を含んだ水です。
やや硬めな水質ですので、お出しをひくには少しの工夫が必要になります。
昆布の旨味が充分に水に溶け込むように独自の方法で煮出しています。

また、お料理の中の「豆腐」や「お米」はすべて同じ水脈であるこの地域の
ものを使用しています。お米は生育から洗米、炊飯と同じ水を用いて提供す
ることができます。
それらを使う分だけ届けていただいて、材料を余すこと無いようお料理とし
てお膳に上げられるように心掛けています。


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